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日本が歴史の教訓を確実にくみ取るよう促す 安倍首相発言報道で中国外交部
2015-07-02 16:18
 中国外交部の華春瑩報道官は29日の定例記者会見で日本の週刊誌が安倍晋三首相は今月初め,各メディアの責任者との内部懇談の際,安保法制改革は南海で中国と向き合うためのものであると語ったと報じ,メディアが安倍は中国を自衛隊と米軍の仮想敵国としていると伝えていることについてコメントを求められ,次のように答えた。

 ▽関係の報道に留意している.報道内容が事実なら,日本は真剣に説明し,はっきりさせるべきだ。

  ▽確かに最近,日本に一連の後ろ向きの動きがみられ,国内では安全保障政策の見直しを急ぎ,改憲・軍拡を推進する一方,南海問題で地域情勢の緊張をあおり,つくり出しているのをわれわれは見て取っている。日本のこうした後ろ向きの動きとその背後の真実の意図が人々を非常に警戒させている。私は,南海問題で国の領土主権と海洋権益を守る中国の意志は堅固で揺ぎないものであると強調したい。歴史的原因で日本の軍事・安全保障分野の動向はアジアの隣国と国際社会の幅広い関心を集めている。緊張をあおり,対決をそそのかす日本国内の言動は世界の平和と発展の潮流に反するもので,人心を得ることはなく,平和を愛するすべての人の反対と非難を必ず受けるだろう。歴史が証明しているように,身の程知らずで,火事場泥棒をたくらみ,火中の栗を拾おうとする者は結局のところ,自業自得の結果になるだけである。われわれは日本が歴史の教訓を確実にくみ取り,平和的発展の道を引き続き歩み,軍事・安全保障面で慎重に行動し,前車の轍を踏むのを避けるよう促す。

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