トップページ > 外交部報道官談話
陸慷外交部報道官,南沙島礁建設について記者の質問に答える
2015-06-18 11:29
 問:中国の南沙島礁での建設の近況と関連の立場について説明して頂きたい。
 答:南沙島礁での建設は中国の主権の範囲内のことであり,合法的で情理にかない,いかなる国に対するものでもなく,各国が国際法に基づき南海で有する航行と飛行の自由に何らの影響も与えず,また南海の海洋生態環境を破壊することもなく,非難されるものではない。
 関係部門に問い合わせたところ,既定の作業計画に基づき,中国が南沙諸島に駐屯防備している一部島礁での建設は陸域埋め立て工事が近く完成する。
 中国の南沙島礁での建設は必要な軍事防衛の要求を満たすほか,より多くは各種の民間のニーズに役立て,中国が海上捜索救助,防災減災,海洋科学研究,気象観測,生態環境保護,航行の安全,漁業生産支援などの面で担う国際的責任と義務をよりよく履行するためのものである.埋め立て工事完成後,次の段階でわれわれは関連の機能を満たすための施設建設を進める。
 中国は平和的発展の道を歩むことを堅持し,隣国に善意で接し,隣国をパートナーとする周辺外交政策を堅持し,防御的国防政策を常に実行し,常に地域の平和と安定を守る堅固な力である。中国は領土主権と海洋権益を断固守ると同時に,直接関係のある当事国と歴史的事実の尊重を踏まえ,国際法に基づき,交渉・協議を通じて関連の紛争を解決することに引き続き尽力し,東南アジア諸国連合(ASEAN)と「南海行動宣言」を全面的かつ有効に実行に移す枠組みの下で,「南海行動規範」の協議プロセスを積極的に推進することに尽力し,南海の航行の自由を守ることに尽力し,南海の平和と安定を守ることに尽力する。
Suggest To A Friend:   
Print