張大興総領事は、雲仙市、南島原市、島原市を訪問し、金澤秀三郎雲仙市長、松本政博南島原市長、古川隆三郎島原市長とそれぞれ会見した。

　張総領事は、始めに３市に対し、長年にわたる当館業務への多大な支持に感謝の意を表した。続いて、自然を生かした美しい景観が魅力的な島原半島は、コロナ禍前には多くの中国人観光客が必ず訪れる場所であり、３市は、中日の人員交流を促進するために大きく貢献したと述べた。そして、今年は中日国交正常化50周年であるため、３市は引き続き長崎の対中友好の良き伝統を継承し、優れた観光資源を十分に活用しながら、各分野における交流協力を広め、長崎県と中国の友好関係を新たな段階へ押し上げていってほしいと強調した。

　３市の市長も張総領事の訪問を歓迎し、それぞれが行う対中交流に関する状況を紹介した。そして、中国との交流で得た貴重な経験を分かち合い、長崎と中国の深い交流の歴史は大切な財産であると述べた。さらに３市は対中交流協力を重視しており、新型コロナウイルス収束後により多くの中国国民が観光に訪れることを歓迎すると述べ、今後も総領事館と共に双方の各分野における交流に注力していきたいとの意向を示した。