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長崎概略
2015-03-18 10:17
 
 長崎県は九州の西北部に位置し,陸地は山岳や丘陵が起伏しており,海岸線は多くの半島,海峡,湾,入江から形成され,海岸線の長さは4,175㎞あり,北海道に次いで全国第2位の長さを示している。現在は8市13町である。

 県内には2か所の国立公園,2か所の国定公園と6か所の県立自然公園がある。また対馬市,壱岐市,五島列島を含め971の島嶼を有する。

 気候は,暖流の影響を受けているため,1年を通して気温差はさほど大きくなく,平均気温は16,6度である。年平均降水量は2,000mmと,日本国内でも比較的多い。
 
 山の斜面を利用し,海の潮風を受けて栽培されるみかんやびわ,自然豊かな五島で育てられた長崎和牛,かんころ餅,五島うどん,島原手延べそうめん,壱岐焼酎など,ほかにも地域の特徴を生かした産品がそろう。
 
 長崎の観光地は,グラバー園(長崎市),大浦天主堂(長崎市),めがね橋(長崎市),稲佐山(長崎市),ハウステンボス(佐世保市),九十九島(佐世保市),温泉地(雲仙市),島原城(島原市)など,県内各地に見どころが点在している。

 17世紀,日本の鎖国時代に長崎は唯一,国際貿易の窓口として開かれていた。そのころ建てられた,中国商人や船員の居住地となった唐人屋敷,長崎4大唐寺の興福寺,崇福寺,聖福寺,福济寺,中国人が建造した孔子廟などは今でも親しまれている。

 また,中国の春節を祝う長崎ランタンフェスティバルは,約20000個のランタンとオブジェで街が彩られ,獅子舞や龍踊り,雑技など多くの演目が披露され冬の風物詩である。また,夏に開催されるペーロン大会も中国から伝わったものである。他に,夏の精霊流し,秋の長崎くんちなどは長崎独自の伝統文化である。
 
 
 
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