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中国,初の新世代北斗ナビ衛星打ち上げ成功
2015-04-02 08:56
 中国は北京時間30日午後9時52分(日本時間同10時52分),西昌衛星発射センターから運搬ロケット長征3号Cで北斗衛星ナビゲーションシステムのための初の新世代衛星を打ち上げることに成功した。衛星は予定の軌道に順調に投入された。同衛星の打ち上げ成功は北斗衛星ナビシステムの運営がこれまでの地域限定から全世界に向けたものになることを示している。
 
 北斗は中国が独自に構築,運営し,世界の他の衛星と互換共用するグローバル衛星ナビシステムで,全世界に全天候,24時間体制で各種ユーザーに高精度で信頼性の高い測位,速度計測,時刻情報のサービスを提供でき,ショートメッセージの通信能力もある。
 
 北斗ナビシステムはサービスを2000年末から中国および周辺地域に提供し始め,12年末から正式にアジア太平洋の一部地域に拡大し,交通運輸,海洋漁業,水文観測,気象予報,大地測量,車両自動運転テスト,災害救援・減災,携帯電話ナビ,車載ナビなど多くの分野で幅広く経済・社会効果をもたらしている。
 
 今回打ち上げられた衛星は中国科学院と上海市政府が共同で立ち上げた非営利機関の上海マイクロ衛星エンジニアリングセンターが開発した。打ち上げに使われた長征3号Cは中国航天科技集団公司が開発した。運搬ロケット長征シリーズの打ち上げは204回目。
 
 
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